ラベル ノウハウ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ノウハウ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023/08/21

【DDタープ】 ムササビ張り 設営が簡単で広々 オリジナルの張り方を考案しました



 DDタープの新しい張り方を考案しましたので紹介いたします。

 目標としたのは、パップテント張り、マンタフライの広さ・使い勝手で、設営が簡単にできることです。自分では満足できる張り方になっています。

 調べた限り同じ張り方をしている人がいなかったので”ムササビ張り”と命名しました。 ムササビが手足を広げて滑空している様子に似てますよね!?

特徴

まずは特徴を紹介します。

  • 設営が簡単
  • 広い

 パップテント風でありながらポール3本で簡単に設営ができるようになっています。ペグ、ロープも最低限にしました。

タープ下にこれだけのスペース
  • 風通しが良い
  • ある程度左右をカバー

 フルクローズすることは考えていないので、風通しがよく夏に最適。春から秋ぐらいがよいでしょう。左右からの視線もある程度防げます。

横からもある程度カバー

  • クローズ不可

 クローズすることは最初から考えていないのでできません。パップテントの前幕やカモフラージュネットなどである程度は対応可能かと思います。

必要なもの

以下のものが必要です。

DDタープ
 3.5m x 3.5mがおすすめ。広さに余裕が欲しい方は4m x 4mでも可。
 3m x 3mは狭いのがお好きな方だけどうぞ(笑)

ポール
 3本。
 長さはタープのサイズの1/2より少し短い程度。
 長さ調節できるものが便利(3.5mのタープの場合、1.5m~1.7mぐらい)

ロープ
 4本

ペグ
 6~7本

張り方

張り方を説明します。

今回は3.5m x 3.5mのDDタープを使用しています。

1.タープを広げる

向きを決めてタープを広げます。
全体をきれいに広げる必要はないですが、最低限、後側のみきれいに広げてください。

2.後方2か所ペグダウン

後方の角2か所をペグダウンします。このときタープをピンと張ってペグダウンしてください。

3.中央をポールで立ち上げる

中央のループのところを下からポールで持ち上げます。ポールがタープを突き破らないようにボール(ポールエンドロック)などをつけてください。

ポールを入れるとこのような形になります。このときポールは固定されていなくタープの重みのみで立っています。多少傾けるなどして倒れないようにしてください。

(ポールが倒れても気にせず次に進んで最後に立ててもOKです。)

4.前方2か所をポールで立ち上げてロープで固定

赤丸部分のループににそれぞれポールをセットして、ロープを結んでロープの先をペグダウンします。ロープは斜め前方にするとタープをピンと張ることができます。
このような状態になります。


5.前方の両端をロープで固定

前方の両端のループにロープを結んでロープの先をペグダウンします。
ロープを短くすればタープのサイドは垂直に近くなり、ロープを長くすれば左右に広くなります。お好みでどうぞ。


最後に3本のポールの角度を調整してください。
完成するとこのようになります。
後方の中央に隙間ができて気になる方はそこもペグダウンするとよいです。

使い勝手


 中央のポールの後ろに就寝スペース。ポップアップの蚊帳を置いています。ポールはやや後方に傾けて就寝スペースを確保しています。
 雨の日は泥はねが気になりますが、今のところ雨にぬれることなく過ごせています。
 椅子、テーブル、クーラーボックス、焚火台など置いて過ごすことができます。前のポール2本の間は、タープ長の半分(1.75m)です。十分なスペースを確保できるでしょう。
 雨の日でかつ風が強い場合には、雨が吹き込んできて厳しいかも。この張り方によらずタープなのでしょうがない気もしますが、低く張って対応するとよいでしょうか。
 真横からはこんな感じです。横から中が見えるといえば見えますが、立っているときの目線からはあまり中がみえません。おかげで風通しは良いです。ポールを短くすればもう少し隠れることはできますが天井が低くなるので、低くしたい場合は4m x4mのサイズを使うのが良いと思います。
 後ろから。後ろは幅がタープ長(写真の場合3.5m)になるので、就寝スペースは思ったより広くて快適です。タープの後方中央部分はポールで引っ張られ浮いてしまうので、気になる方はループをペグダウンしてください。

 設営を簡単にするためにロープ、ペグを最小限にしてありますので、強風時などは必要に応じて補強してください。

 また、中央のポールを外に出して、そのポールを利用して、後方から中央のループを斜め上方向に引っ張るようにロープをポールに結び、ペグダウンするとさらに室内を広く使用することができます。

張り方動画

 動画で見たい方はこちらからどうぞ。 

最後に

 埜營堂さんのマンタフライから着想を得ています。マンタフライは非常に使いやすく気に入っている張り方ですが、パップテントのようにポール4本必要、ロープも多くなりますので、設営がちょっと大変です。そこでなんとか類似の形で簡単に張れないかを考えたものになります。
 埜營堂さんの張り方がなければこの張り方も生まれなかったかもしれません。ありがとうございます。
 マンタフライなみの広さ、使い勝手と設営の簡略化ができていると思います。強度に多少不安がありますが、そのあたりは今後改善していきたいと思います。
 よさそうだなと思った方はぜひ試してみてください!

今回使用したおすすめ道具 ロゴス(LOGOS) ポールエンドロック

2022/06/22

雨の日こそキャンプをやってみよう。雨キャンプの魅力や注意点とは?

 6月に入り雨の日が多くなってきました。今回は雨の日のキャンプについて、その魅力や楽しみ方、注意点などについて解説します。

雨予報でキャンプを中止にする人は多いと思います。雨でも備えと知識があれば十分に楽しむことができます。

雨キャンプの魅力とは?

キャンプの大きな魅力は自然を感じられることですよね。雨も自然の一部です。日常生活では嫌な雨ですが、キャンプのときは雨を積極的に楽しみましょう。雨の中、外で過ごす非日常感も良いものです。雨音もそうですが、雨に曇る山々、タープをつたわって落ちる雨、水たまりに降る雨の模様など、普段とは違う景色を楽しむことができます。雨に濡れた緑も鮮やかに見えてきれいなものです。

テントやタープの下で過ごす時間が比較的多くなります。時間のかかる煮込み料理などいかがでしょうか。餃子を一から作るのも良いです。チーズや椎茸などを入れたりして色々な餃子を作っても楽しいです。雨の音を聞きながらのんびり読書なども良いです。もちろんソロキャンプならタブレットで映画を見るのも良し、スマホでゲームするのも良し😄

雨の日はキャンプをする人が比較的少なくなりますので、隣のテントからの声もあまり聞こえず静かに過ごすことができます。雨音が周りの音を消してくれます。多少音を出しても周りに迷惑はかからないでしょう。もちろん夜は静かにしましょうね。


また、雨の日はスキルが必要となります。タープの下にテントを張る通称小川張りという張り方など様々な張り方があります。何度か雨の日を経験すればスキルアップにもつながります。

雨の日に気を付けること

天候について

まずキャンプに行くか行かないかの判断のために天候を確認しましょう。あまりにも悪天候の場合には中止にする決断も必要です。天気予報では天候だけでなく、雨量、風速も確認しておきましょう。山の方のキャンプ場では天気予報よりひどくなることも普通にありますので予報よりも天気が荒れる可能性も考慮しておきましょう。

雨だけでなく風もあるとかなりのスキルが必要とされます。タープを低く張る、風向きを考えるなど普段とは違う配慮が必要です。まずは晴れているときに風の影響を学んでからがよいでしょう。実際、雨よりも風が強いときの方がスキルが必要とされます。雨と風、両方ならなおさらです。

雨量は一概には言えませんが、しとしと降っている程度ならそれほど心配はいらないでしょう。それでも長時間降ると水たまり、場合によっては小川のように流れるところができてきます。地面の水はけの良さにも関係してきますので、設営場所には注意しましょう。

設営場所について

キャンプ場についたら場所の確認です。まずは命にかかわる点としてがけ崩れするようなところでないか、川の増水で水が来るようなところでないかを確認しましょう。水はけがよい、平らなところを選びましょう。くぼみがあるような場所は水たまりになる可能性があります。すでに雨が降っていて水たまりができているようなところは避けましょう。

雨の日に必要な装備について

テント、タープは耐水性があるものを使用しましょう。よほど安価なものでない限りは大丈夫だと思います。テントやタープには耐水性の表記があります。数値が1500mm以上であれば通常の雨程度なら大丈夫でしょう。テントにはフライシート、フロアーそれぞれに耐水性の表記がある場合もありますのでそれも確認してみてください。



次は雨具類。カッパ、傘、替えの服、タオルなど。カッパは設営、撤収時に雨が降っていれば使います。傘はトイレに行く際にあると便利です。濡れた場合の、替えの服やタオルもあると安心です。靴も防水性のあるものが良いですね。いっそのこと濡れても良いサンダルでも良いです。
また、大きなビニール袋があると便利です。濡れたテントやタープを入れて持ち帰れます。万が一のためにスコップもあると良いでしょう。水が流れる溝などを作ってテント、タープに水が流れてこないようにできます。

雨の日の設営、撤収について

設営時は先に荷物を下ろすと濡れてしまいますので、まずタープだけ張りましょう。タープを張ればその下にグランドシートなどを敷いて濡れないところに荷物を下ろすことができます。そのあとでテントを張るとあまり濡れずに済むでしょう。

撤収時は順番が逆で、最後にタープを仕舞うようにします。タープ以外をタープの下で片付ければ濡れずに済みます。最後にタープを丸めて大きなビニール袋に入れてしまえばタープの片付けも短時間で終わります。

最後に

キャンプには少なからず危険が伴います。濡れた石で滑って転ぶなど、雨の日は危険が増えます。ケガなどしないように。

それでは雨の日のキャンプを楽しんでください!


#雨の日キャンプ #雨キャンプ

2022/03/10

ホットサンドメーカーで菓子パンを焼いたら何が一番うまいのか?

ホットサンドメーカーでパンを焼くとおいしいですよね。
菓子パンを焼いてもおいしいはず。

ということで、いろいろ焼いて食べ比べてみました!

使用するホットサンドメーカー

こちらは本日使用するホットサンドメーカー(バウルー)です。焚き火でガンガン使っているので真っ黒です。愛用していていい味でてきました。(見た目のことです😃)


菓子パン

で、買ってきた菓子パンがこちら。全部で9個。
私は一度にそんなに食べられませんので、複数回に分けて食べていきます。
独断でそれぞれ5段階評価します。(★~★★★★★)


一番手は、無難なチーズバーガーと照り焼きバーガー。これは間違いないでしょう。お惣菜パンのグループですね。

チーズバーガー(★★★)


せっかくなので、焚き火で焼きます。

持てないぐらい熱々になりました。やはり温かいと嬉しいですね。

ただし思ったより変化がありませんでした。温かいとさらに美味しくなると思ったんですが・・・。

というわけで評価は基準となる★3つとします。

照り焼きバーガー(★★★★)

これは温めるとかなり美味しいです。
そもそもチーズバーガーより照り焼きバーガーの方がうまい(個人的な意見)ということがあるかもしれません。
なかなかの高評価で★4つです。

続いて、

2色パン(チョコ&クリーム)(★★★★★)

このパン、かなり昔からあったような。子供のころからある気がします。
温めて食べた記憶がないので、温めるとどうなるか想像できません。
なんと、意外なうまさ。
チョコもクリームも最高です。そのまま食べるより温めた方が10倍うまいです。今川焼やたい焼きに似たような食感になります。
早くも最高の★5つが出てしまいました。

次は、翌日の朝食です。
神戸コーヒーデニッシュと北海道チーズむしケーキを食べてみます。

神戸コーヒーデニッシュ(★★)


甘い香りは最高に美味しそう。コーヒー味の砂糖の部分もとろけていい感じの仕上がりになりました。
食べてみたところ、思ったより甘くなく、溶けたことで味がボヤっとしてしまったようです。パンの中の方もしっとりしてしまい残念。
★2つです。

北海道チーズむしケーキ(★★★★)

リベイクと書かれているのでトースト推奨のようです。これは期待できますね。
ほかほかで美味しくなりました。期待が大きすぎたのか、想像を超えてはこなかったので★4つです。


次は、昼食です。

コーン入りクリーミー(★★★★)

お惣菜パンは期待できますね。

コーンクリームコロッケが入ったパンです。

厚みがあるのでバウルーで挟むとかなり潰れました。バウルーあるあるですね。プレスされてパンがよりサクサクになります。

想定通りのおいしさです。★4つです。


続いて、

ランチパックのたまご(★★★)

これは定番ですね。

美味しいに決まっています!

美味しいことはおいしいのですが・・・

温かいランチパックということで、期待外れでした。★3つです。

もともと美味しいので、温めても変わらないという意外な結果でした。


最後は・・・
パンに飽きてしまい、美味しく頂けなさそうですので、明日の朝にします。

翌朝のパンは、北海道つぶあんパンとアップルパイ。

北海道つぶあんパン(★★★★+半分)

甘い2色パンが美味しかったので、同様に甘いアンパンも期待できますね。
あんこは暖かい食べ物ありますよね。お汁粉や焼き立てのあんこ餅などもおいしいですね。
アンパンの場合はどうでしょうか?

これは何かに似ています。今川焼?
いや、たい焼きかな。外側のパンがカリッとしていてたい焼きに近くなりました。これはうまいです。温めたことで甘さも引き立ちました。
★4.5です!

アップルパイ(★★★★)

本当にこれが最後です。もうパンを食べ飽きていますが、これは間違いないでしょう。
マクドナルドのアップルパイも熱々でうまいですよね。

焼くと香りがしていい感じです。うまそう!
食べてみるとサクサクで美味しいです。
想像通りということで★4つです。

これには欠点があり、手がべたべたするのと、バウルーが汚れますね。

まとめ

3日かけて合計9個食べてみました。しばらくパンは見たくもない😅
結果は、1位は2色パン。2位はアンパンでした。
意外なことに、2色パンとアンパンが上位という結果でした。普段あまり買わないパンですが、うまいのでやってみることをおすすめします。
まだまだ他のパンもありますので、試してみると新たな発見があるかもしれませんね。


使用したバウルーはこちらからチェック

2022/01/20

焚き火で汚れたクッカー類をきれいにする方法

焚き火で真っ黒になったクッカー類。

今回はこの汚れを落としてみたいと思います。


まずは汚れの確認

こちらはお湯を沸かすことが多いチタンのクッカー。

下に行くほど汚れがひどく、底は汚れがこびりついています。これはかなりの重症です。この汚れが落ちるならどんな汚れも落とせそうと思うぐらいひどいです。果たして落とせるでしょうか?




続いてステンレスのフライパン。
こちらは汚れがそれほどでもないですが、内側に焦げ付きがあります。
微妙に汚れているのとステンレスで鏡面になっているため、汚れがちょっとでもすごく気になります。




汚れ落としに必要なもの

汚れ落としについて調べてみると、重曹やクエン酸がよいとのこと。

そこで100円ショップで両方買ってきました。どちらも100円(税別)でした。量は重曹の方が少し多いです。

重曹:360g
クエン酸:210g

重曹の方がお買い得感ありますが、アルミには重曹を使ってはいけないということです。アルミのクッカーは多いと思いますので注意が必要です。
アルミのクッカーがあるなら重曹ではなくクエン酸のみを用意したほうが間違えなくて良いですね。


重曹かクエン酸以外に汚れを落とすクッカーが入る鍋が必要です。
鍋に水で溶かした重曹やクエン酸を入れ、そこにクッカーを入れて沸騰させます。
最後に汚れを落とすためのスポンジが必要です。

必要なもの

  • 重曹orクエン酸
  • スポンジ

今回はアルミの鍋を使うのでクエン酸を使うことにします。

汚れ落とし

さっそくやってみましょう。

鍋に水を入れ、クエン酸を入れます。
クエン酸を水1リットル当たり、大さじ3杯程度入れます。
その中にクッカーを入れて火をつけ沸騰させます。
沸騰したら中火~弱火にしてコトコト煮込み沸騰した状態を維持します。


クッカー全体が水につかるようにしないといけないのですが、半分はみ出ています。下側にはステンレスのフライパンも入れてあります。
クッカーは底が一番汚れがひどいので縦にしてみました。

水が徐々に茶色になってきました。
汚れが落ちていそうですね。
10分ほどたちましたら火を止め、30分程度そのまま浸けておきます。

30分たちましたら、スポンジなどでこすって汚れを落とします。
今回は家にあったメラミンスポンジを使用しました。
スポンジは何でもよいと思いますが、スポンジが黒くなるので使い捨てできるメラミンスポンジが良いと思います。

フライパンの焦げ付きは見事にきれいになりました!
これはかなり気持ちいい(^^♪

つづいて、クッカーの蓋もきれいになりました。

クッカー本体の方はというと・・・

側面は水に浸かっていたところはほぼきれいになりました。
こうしてみると差が一目瞭然ですね。

あんなにこびりついていた底の汚れもこのとおりです!


ついでに予定していなかったアルミの蓋も鍋に入れてきれいにしてみました。
スポンジで汚れを半分だけ落とした状態です。
違いは一目瞭然ですね。
この後、ちゃんと全体をきれいにしました。

まとめ

このように簡単に汚れを落とすことができました。かなりの効果です。
今回新たに用意して使ったのはクエン酸のみです。スポンジは家にあるものを使用しました。
100円ショップでクエン酸を買ってくるだけでこれだけきれいになりました。
手間は多少かかりますが、お金はほとんどかかりませんので気軽にできますね。

やはり汚れが少ないフライパンの方が楽に汚れが落とせましたので、よごれがひどくなる前にきれいにしてあげる方が、トータルで手間がかからずよさそうです。

反省点は、大きい鍋が必要だったこと。
クッカー全体が浸けられるぐらいの大きい鍋が必要です。
あと、メラミンスポンジは汚れをこすっているとどんどん小さくなっていくので大き目のものを用意するか複数個用意しておいた方が良いです。
小さめのものがたくさんあった方が作業しやすそうでした。


2021/11/12

ペグについてのあれこれ これでペグ選びに困りません

 今回は、ペグについてあれこれ話します。色々な形、材質のものがありますが、どれを買えば良いか悩みますよね?これを読めばどんなものを使えばよいかわかるようになります。


分類

色々な分類が可能ですが、以下がわかればそのペグの特徴がわかります。

  • 形状
  • 材質
  • 長さ

などがあります。

以下、それぞれについて詳しくみていきましょう。

形状

形状、簡単に言えば”かたち”です。形状によって用途や強度が異なっています。

標準型

一番使われるのがこのタイプです。呼び方が特になさそうですのでここでは標準型と呼ばせていただきます。エリッゼステークやソリッドステークが有名です。汎用的で様々なところで使うことができます。形状的にも丈夫です。その反面、ほかの形状に比べると重いという欠点があります。テントに付属のものもこのタイプが多いです。

このタイプのものでしっかりしたものがあれば大抵のケースでは十分でしょう。

Y字

アルミでできているものが多く軽量です。
断面がY字型になっています。Y字型にすることで金属を減らして軽量にしつつ強度を保つようにしています。しかしながら石がごろごろ埋まっているような地面では曲がってしまいます。
軽量ですので、電車移動、登山など、持ち歩くときに利用されます。

U字

雪や砂地で使うものです。表面積が広いため摩擦で抜けにくくなります。特殊な状況でない限り必要はありません。

アンカー型

これはウッドデッキなどに固定する際に使うものです。ウッドデッキの木の隙間に挟んでひっかけて使います。それ以外の用途はあまりないでしょう。

それ以外にも特殊なペグがありますが、使用頻度が低いためここでは割愛させていただきます。

材質

ペグが何でできているかは大きな違いです。材質でペグの丈夫さが異なります。
地面の硬さで使えるものが変わってきます。どこで使うかで材質を選ぶと良いでしょう。

プラスチック

テントにときどき付属されています。黄色いものが多いです。
軽いというメリットはありますが、強度がないため、このペグしかない場合にしか使わないでしょう。
テントを購入して、プラスチックのペグしかない場合には、別途ちゃんとしたペグを購入しましょう。
自分で購入することも使うこともない材質です。

鉄(スチール)

強度があり安価な材質です。ペグを購入したいが価格はおさえたい場合はこの材質のものになるでしょう。最初に購入してみるのにおすすめです。
丈夫で長持ちしますが、錆びるのが欠点でしょう。錆びてもすぐに使えなくなるわけではないので、錆びを気にせず使っても問題ありません。
なんといっても一番のデメリットは重いということです。車移動であれば問題ありませんが、徒歩移動では重さが欠点となります。

アルミ

なんといっても軽さが一番の特徴でしょう。
あとは錆びにくいです。
他(プラスチックは論外)に比べると柔らかい金属のため硬い地面では使えないことがあります。
河原などの石が多いところでは曲がってしまいます。
持ち運びするには軽量ですので、この材質が一番でしょう。

ステンレス

鉄よりやや軽くて丈夫です。また、錆びにくいです。
鉄と同じ重さ・大きさで、より丈夫なものとなります。ほぼ曲がることはないでしょう。
鉄より価格は高価になります。

チタン

一番高価ですが、一番欠点が少ない材質です。
鉄やステンレスよりも丈夫なため、同じ強度ならより細くすることができて、その分、軽量化できます。そのため、鉄、ステンレスより細いものが多いです。
また、ほとんど錆びません。
チタンのものを購入すれば一生使えるかもしれません。それぐらい長持ちします。
唯一の欠点は価格が高くなることですね。

長さ

長さもペグを選ぶ上で重要な要素です。
短いもの(20cm以下)、中間(25cm前後)、長いもの(30cm以上)にわけて説明します。

長いもの(30cm以上)は抜けにくく風が強い日にも安心です。
特に風の影響を受けやすいタープに使います。大型のテントも長いものが良いでしょう。

逆に短いもの(20cm以下)は軽量ですが、抜けやすくなります。風が強い日だけでなく、地面が柔らかいところでも注意が必要です。小型のテントなどに使います。アルミのものは軽量化のため短いものが多いです。

中間の25cm程度のものが一番バランスが良いでしょう。私もテントを地面に固定する際には、24cmか25cmのものを使っています。

強風のときや風の影響を受けやすいタープを張るときには30cmのものを使うようにしています。ガイロープを固定する際も30cmを使うことが多いです。
必要に応じて長さの異なるペグを使い分けると玄人ぽくみられるかもしれません(^^♪

おすすめのペグは?

じゃあ何を買えばよいのかというと、

長さは24~25cm、形状は標準型であれば大抵の場合、大丈夫でしょう。
材質は、
 金額を気にしなければ・・・
  チタンがおすすめ
 軽さを重視するなら・・・
  アルミのY字ペグ
 安くすませるなら・・・
  鉄のペグ
となります。

30cmのものがあれば25cmのものは要らないのでは?
その通りです。25cmを使う場面では30cmでも何の問題もなく使えます。
なぜ25cmのものを使うかというと、30cmは奥まで打ち込むのが大変だからです。抜くときも大変ですね。5cmの差で結構違います。

あとは、見た目(^^♪

私が気に入って使っているのはこちら。なんせ見た目がかっこいいから。ペグといえども道具ですので、気に入るかが重要。見た目にもこだわりたいですね。
ステンレスで30cmのものになります。これがあればどんなところでも大丈夫です。

これ以外では、ソロ用テントの場合に24、25cmのチタンのものを使っています。ステンレス30cmのものの約半分の重さです。
こちらやこちらを使っています。


以上、ペグのお話しでした。