今回は、ペグについてあれこれ話します。色々な形、材質のものがありますが、どれを買えば良いか悩みますよね?これを読めばどんなものを使えばよいかわかるようになります。
分類
色々な分類が可能ですが、以下がわかればそのペグの特徴がわかります。
- 形状
- 材質
- 長さ
などがあります。
以下、それぞれについて詳しくみていきましょう。
形状
形状、簡単に言えば”かたち”です。形状によって用途や強度が異なっています。
標準型
一番使われるのがこのタイプです。呼び方が特になさそうですのでここでは標準型と呼ばせていただきます。エリッゼステークやソリッドステークが有名です。汎用的で様々なところで使うことができます。形状的にも丈夫です。その反面、ほかの形状に比べると重いという欠点があります。テントに付属のものもこのタイプが多いです。
このタイプのものでしっかりしたものがあれば大抵のケースでは十分でしょう。
Y字
アルミでできているものが多く軽量です。
断面がY字型になっています。Y字型にすることで金属を減らして軽量にしつつ強度を保つようにしています。しかしながら石がごろごろ埋まっているような地面では曲がってしまいます。
軽量ですので、電車移動、登山など、持ち歩くときに利用されます。
U字
雪や砂地で使うものです。表面積が広いため摩擦で抜けにくくなります。特殊な状況でない限り必要はありません。
アンカー型
これはウッドデッキなどに固定する際に使うものです。ウッドデッキの木の隙間に挟んでひっかけて使います。それ以外の用途はあまりないでしょう。
それ以外にも特殊なペグがありますが、使用頻度が低いためここでは割愛させていただきます。
材質
ペグが何でできているかは大きな違いです。材質でペグの丈夫さが異なります。
地面の硬さで使えるものが変わってきます。どこで使うかで材質を選ぶと良いでしょう。
プラスチック
テントにときどき付属されています。黄色いものが多いです。軽いというメリットはありますが、強度がないため、このペグしかない場合にしか使わないでしょう。
テントを購入して、プラスチックのペグしかない場合には、別途ちゃんとしたペグを購入しましょう。
自分で購入することも使うこともない材質です。
鉄(スチール)
強度があり安価な材質です。ペグを購入したいが価格はおさえたい場合はこの材質のものになるでしょう。最初に購入してみるのにおすすめです。丈夫で長持ちしますが、錆びるのが欠点でしょう。錆びてもすぐに使えなくなるわけではないので、錆びを気にせず使っても問題ありません。
なんといっても一番のデメリットは重いということです。車移動であれば問題ありませんが、徒歩移動では重さが欠点となります。
アルミ
なんといっても軽さが一番の特徴でしょう。
あとは錆びにくいです。
他(プラスチックは論外)に比べると柔らかい金属のため硬い地面では使えないことがあります。
河原などの石が多いところでは曲がってしまいます。
持ち運びするには軽量ですので、この材質が一番でしょう。
ステンレス
鉄よりやや軽くて丈夫です。また、錆びにくいです。
鉄と同じ重さ・大きさで、より丈夫なものとなります。ほぼ曲がることはないでしょう。
鉄より価格は高価になります。
チタン
一番高価ですが、一番欠点が少ない材質です。
鉄やステンレスよりも丈夫なため、同じ強度ならより細くすることができて、その分、軽量化できます。そのため、鉄、ステンレスより細いものが多いです。
また、ほとんど錆びません。
チタンのものを購入すれば一生使えるかもしれません。それぐらい長持ちします。
唯一の欠点は価格が高くなることですね。
長さ
長さもペグを選ぶ上で重要な要素です。
短いもの(20cm以下)、中間(25cm前後)、長いもの(30cm以上)にわけて説明します。
長いもの(30cm以上)は抜けにくく風が強い日にも安心です。
特に風の影響を受けやすいタープに使います。大型のテントも長いものが良いでしょう。
逆に短いもの(20cm以下)は軽量ですが、抜けやすくなります。風が強い日だけでなく、地面が柔らかいところでも注意が必要です。小型のテントなどに使います。アルミのものは軽量化のため短いものが多いです。
中間の25cm程度のものが一番バランスが良いでしょう。私もテントを地面に固定する際には、24cmか25cmのものを使っています。
強風のときや風の影響を受けやすいタープを張るときには30cmのものを使うようにしています。ガイロープを固定する際も30cmを使うことが多いです。
必要に応じて長さの異なるペグを使い分けると玄人ぽくみられるかもしれません(^^♪
おすすめのペグは?
じゃあ何を買えばよいのかというと、
長さは24~25cm、形状は標準型であれば大抵の場合、大丈夫でしょう。
材質は、
金額を気にしなければ・・・
チタンがおすすめ
軽さを重視するなら・・・
アルミのY字ペグ
安くすませるなら・・・
鉄のペグ
となります。
30cmのものがあれば25cmのものは要らないのでは?
その通りです。25cmを使う場面では30cmでも何の問題もなく使えます。
なぜ25cmのものを使うかというと、30cmは奥まで打ち込むのが大変だからです。抜くときも大変ですね。5cmの差で結構違います。
あとは、見た目(^^♪
私が気に入って使っているのはこちら。なんせ見た目がかっこいいから。ペグといえども道具ですので、気に入るかが重要。見た目にもこだわりたいですね。
ステンレスで30cmのものになります。これがあればどんなところでも大丈夫です。
これ以外では、ソロ用テントの場合に24、25cmのチタンのものを使っています。ステンレス30cmのものの約半分の重さです。
こちらやこちらを使っています。
以上、ペグのお話しでした。