TCタープをパップテント風に張る方法について
今回は、SoomloomのTCタープでパップテント風に張る方法を説明したいと思います。
パップテントとは、軍幕などで多い形で、ポンチョを2枚つなげてテントになるものが多いです。米軍やドイツ軍など様々な国のものがあります。コットン生地のものが多いため焚き火が安心してできるなど無骨なイメージがあります。今回はTC素材(ポリエステル+コットン)のものを使用してパップテントの形に張りたいと思います。
いつもはDDタープを使用していますが、このタープはDDタープよりループが少ないのでちょっと工夫する必要がありますのでその方法も紹介します。
また、使い勝手、サイズ感なども後半で紹介します。
まずは完成写真から
こちらが完成写真
広くて快適そうですね(^^♪
天気も良かったです。この時は・・・。
使用するタープについて
使用するTCタープは、Soomloomのレクタタープ(長方形)です。サイズは4.0m x 4.9mと大き目のもの。通常はファミリー向けのサイズですが、今回はパップテントの形状にするために大き目のものを使ってみます。
Soomloomは中国メーカーですが、品質はそれなりに良く安価でキャンプギアを購入することができます。説明書なども日本語のものが付いていました。
素材はポリコットン(TC)です。ポリコットンですので近くで焚き火をしても穴が開きにくいです。この日も実際にタープのすぐ前で焚き火をしました。
Adranusというシリーズです。このシリーズにはほかのサイズもあります。ヘキサタープ(6角形のもの)もありますが、今回使用しているものはレクタタープ(長方形のもの)です。後ろ側になるところから張っていきます。タープを広げ、後ろ側の位置を決めます。今回は横長にするため、長い方(4.9m)を横方向にしています。大きいため全体を広げず、後ろ側の必要なところのみ広げました。
後ろ側のペグダウン
ペグを打つ位置は中央のループの左右、それぞれ1か所です。赤丸の位置です。風の影響を受けやすいことと、ポリコットン素材で重さがあるため、30cmの長さのペグを使用しました。25cmの長さのペグでは風で抜けていたかもしれません。風がなくても30cm以上の長さのペグをおすすめします。
ポールを立てる
ポールは計4本使用します。まず後ろ側のポールを立てていきます。
赤い位置にポールを立ててロープで固定します。DDタープの場合にはここにループが付いていますが、このタープにはないため、ペグダウンした後ろの位置を基準に大体の位置を決めてください。
このようにポールにタープをかぶせロープで固定します。
反対側(正面からみて左側)も同様にポールを立ててロープで固定します。これで後ろ側の形が完成します。
このような使い方は、場合によってはタープの生地をいためる可能性があります。気になる方はタオルなどで補強してからその上にロープを巻くと良いでしょう。
ロープは斜め前方向にペグダウンします。これでポールが自立した状態となります。前側
次は前側です。赤丸のループにポールを立ててロープで固定します。写真は横側のタープを固定していないため風でなびいていますね。この状態でも風の影響を受けやすいことがわかると思います。できるだけ正面から風を受けない向きに張る方が良いでしょう。
そして完成!
あとは、タープの左右のループをペグダウンや、ロープで固定して完成です!タープの余った部分は内側に折り曲げます。
コットを縦に2つ置いて、中央にテーブルを置くこともできそうです。
今日は風が強いので、前側の中央のループをロープで引っ張ってあげています。
ポリコットンですので、焚き火もOKです。(※まったく燃えないわけではありませんので注意は必要です。)
パップテント風でかっこよく張れました。左右からの視線も遮ることができプライベート感も十分です。それでいて幅が広いので解放感もあります。
この張り方で、かなり快適に過ごすことができました。ただしソロではちょっと広すぎるかな(^^♪
ソロとしては、3m x 3.85mのもので十分だと思われます。(参考)使用したタープはこちら
Soomloom TCタープ